ネットショップを運営するM氏にネットショップのコンセプトを聞いてみたところ、次のような答えが返ってきました。「コンセプトやターゲットは特に考えないで始めました。あえて言うなら、コンセプトはカバンなら何でも揃う総合店。ターゲットは若者から中高年の男女です」確かに、そのネットショップでは、紳士カバンから女性用バッグ、カジュアルバッグまで、幅広いジャンルのカバンを扱っていました。しかし、ジャンルごとの品揃えは「総合店」というには物足りなく、多くのカバンをただ並べただけのように見えました。これでは、作りの良い紳士カバンを買いたいビジネスマンにとっても、センスの良いバッグを手に入れたい女性にとっても魅力がありません。せっかく来てくれたお客さんも、「このネットショップには、自分の欲しい商品はなさそうだ」と判断して去っていってしまうでしょう。また、Webサイトの雰囲気も、「何か特徴なのか」「何を売りたいのか」「何を伝えたいのか」まったく伝わってこない、つかみどころのない感じになっていました。このように、コンセプトをあいまいにしたまま運営してしまうと、品揃えもWebサイトの雰囲気も、中途半端でとらえどころのないものになってしまいます。