読書力というのは、単なる眼の使い方、頭の使い方といったスキルレベルだけでどうにかなるものではありません。読者の知識や経験を増やし、問題意識を高め、好奇心を問いていくことのすべてが影響します。そのための方法はさまざま考えられますが、それをすべて行える簡単な方法がまさに「本を読む」ことなのです。本を読むことでその内容がわかろうがわかるまいが、知識は少しずつ身についてきます。そして読むことにつられてだんだんと、問題意識が高まり、好奇心もさらに開いていきます。まずは目の前の本を開いてみることからはじまるのです。また、本を読めば読むほど、本というものに慣れてきます。それはまえがき、あとがき、目次、見出しといった本の構造に慣れることもありますし、言葉や文章に戯れるということもあります。細かいスキルはさておき、読書に慣れることが読書力をつける最初の一歩なのです。そして、読書に慣れてきたら速読術のスキルを会得していけば良いのです。